【仕事の体験談】技術職がビジネス書を読んだ方が良い理由
社会人7年目に入り、一児の父親にもなったところで、過去の仕事を振り返るシリーズ!
今回は入社6ヶ月目に、会社からの命令で嫌々読んだビジネス書の話です。
読んでない方はこちらの関連シリーズもどうぞ!
未経験のWebデザイナーがコーポレートサイトを作ったら大変だった
未経験Webデザイナーが会員型投稿サイトを制作したら問題だらけだった
さて、本題です!
ビジネス書を読むことになったキッカケ
元々、コーディングやデザインの技術書をよく購入して読んでいましたが、コミュニケーションとか管理系のビジネス書は就活の時以来、まったく読んでいませんでした。
ビジネス書を読んでいなかった理由としては、技術を身に付けることに必死で、ビジネススキルを身に付けることは後回しにしていたからです。
コーディングはhtmlの構造本、CSSの実用テクニック集、jQueryのドーナツ本、実際にサイト作ってみましょう本、PHPの基礎本、Wordpressでサイト作ろう・・・
デザインはレイアウトの基礎、黄金比、ナビゲーション(UI)、若者向け、年配向け・・・
などと、未経験Webデザイナーが仕事で活躍するために、たくさんの本を読んで、膨大な情報量をインプットしていました。
社員数人の小さい会社で先輩デザイナーもいない中、未経験のWebデザイナーが普通にサイト制作の仕事を任されたから余計に必死だったのかもしれません。
結果、入社してから半年が経っても技術本は読みまくりましたが、ビジネス本はまったく読むことはありませんでした。
そんな中で、「入社1年目の教科書」というビジネス本を会社から支給され、強制的に読むことになりました。
※本をピックアップしましたが、このあと本の内容は出てきません(笑)
こういったビジネス書関連について広く私の考えを書きます。
この本を支給された理由としては、入社してからの半年間の仕事の進め方を振り返ってみたり、これからどう仕事を進めるか考えて欲しかったようです。
読んだ後は感想文を書かされました(笑)
「小学生か!」(ぺちっ)
っとツッコミたくなりますが、実はこれが意外と良かったんです。
最初はすごく面倒に感じましたが、暗記が苦手で、読むだけでは忘れてしまう自分の性格にはうってつけでした。
自分の話に置き換えて感想文を書くことは、記憶に残りやすく非常に良かったと思います。
感想文を書くポイントとしては、自分の仕事に置き換えて書くことです。
このポイントを押さえて書くと、理解度が高まる上に、リアルなストーリーを絡めるので記憶しやすくなると感じました。
普通はここで終わるところですが、とにかく自分は記憶力が無いんです(笑)
なので、他にも記憶に残ることを何かしようと考えました。
そこで考えたことが、同じような仕事をしている友人と会って、この本に書いてある内容を中心に語り合うことでした。
実際に、カフェに行ってメンズトークで盛り上がりました!
付き合ってくれた友人に、まずは感謝ですね( ´∀`)
この出来事をキッカケに、ビジネス書を読むことに面白みを感じ、自分に足りないビジネススキルを考え、それにあった本を買うようになりました。
実はこの習慣はキャリアアップしていく上でとても重要なことだと考えています。
理由は次をお読みください!
技術職がビジネス書を読むメリット
Webデザイナーをやっていた頃から薄々感じていて、ディレクターになってから確信したことがあります。
あくまで仕事として進める上での話ですが、
技術ばかり追い求めても、ビジネススキルを持ち合わせていないと結局良いモノが作れない。
ということです。
例えば、以下のような悲し過ぎる出来事が考えられます。
僕の過去の恥ずかしい実体験を元に書きます。
1.スケジュール管理や、進行管理に慣れていないと良いモノが作れない
スケジュール通りに行かない理由があった場合の調整や、効率の良い仕事の進め方を知らず、結果として制作の工数が足りなくなります。
時間が足りないということは、妥協することになります。
現実問題、会社に属しているならそれは会社の問題となるため、上司からの命令で徹夜、休日出勤をする羽目に合うか、上司から失望されつつ即戦力となる人物を急ぎアサインされることになります。
正直、私自身この様な体験を何度もし、精神と体力どちらも限界と思うくらいになりました。
2.クライアントとの良いコミュニケーションが取れないと良いモノが作れない
求めている成果物と認識がズレてしまい頑張っているつもりなのに不満に思われ、時にはクレーム対象になります。最悪、担当を変えてくれと言われるかもしれません。
私は何度か自分の上司経由でクレームを言われたことがあります。
こちらの対応の仕方が改善されると期待を込めてクレームを言われましたが、精神的に辛いので出来るだけ避けたいことですね。
•常にクライアントと様々な物事の認識を合わせること
•開始、途中経過、完了の報告をすること
•口頭の方が良い話、電話の方が良い話を見極めて連絡手段を変えること
•メールで履歴を残した方が良いこと
など様々なコミュニケーションが必要です。
私はかなりビジネスコミュニケーションが苦手で今でも苦戦しています。
3.チームの人と連携が上手に取れない場合
これは会社の体制によりますが、仕事を周りに触れる環境の場合で説明します。
何でもかんでも自分一人で仕事をこなそうとしても限界があります。
サイト制作で言うなら、構成、デザイン、コーディングと全てやるのではなく、手持ちの仕事を状況に応じて他の人に振ることで、
•自分にしか出来ない仕事に集中して取り掛かれる
•自分よりプロフェッショナルな人にクオリティーの底上げをしてもらえる
などのメリットが考えられます。
仕事を他の人に振る場合は、
•相手の力量を知る必要がある
•振られた相手がスムーズに仕事を出来るように説明する必要がある
•収支に見合うようリソース調整が必要
といったことも考える必要が出てきます。
まとめ
思いつく限りで書きましたが、ビジネススキルが無いと、良いモノが作れない状況がたくさん起きます。
モノ作りを続けられれば良い。と昔は思っていました。
しかし、成果物に対しては褒められたいし、スケジュールの都合で妥協して納得のいかない出来だったらストレス溜まります。
それに、家庭を持ちたいと思っていたので、お金の面でも、成果物に対して社会から評価され、キャリアアップしなければという気持ちから、「モノづくりが続けられば良いだけではいけない。」と考えるようになりました。
やはり、技術職の人がやり甲斐や喜びを感じたり、プライベートを充実させるためにも、ビジネススキルは必要だと思います。
偉そうなことを言っておいて、まだまだ私自身、ビジネスコミュニケーションについてご指導、ご鞭撻を受けていますが(笑)
ということで、定期的にビジネス書を読んでいるあんこからでした!
おわり!
byあんこ(夫)
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